目次
分子 PARTICIPIAL
英語で言うところの、「-ing」「-ed」ですね!
肯定形
主語 + SM + 動詞 + 直接目的語 + 分子 + 動詞
- Ke bona banna ba bereka = I see the men working. 私は、働いている男達を見る。
- Ke bona monna a nwa = I see a man drinking. 私は飲んでいる男を見る。
- Ke bonye ditonki di goga kara = I saw donkeys pulling a wagon. 私はワゴンを引くロバ達を見る。
太字が分子なのですが、ツワナ語の分子は英語のように動詞の語尾が変化するのではなく、修飾する名詞(上記例文ではイタリック)の名詞クラスに対応した SM のようなものが付きます。
次のテーブルは直接法(Indicative= 通常の文)と分子の名詞クラス(NC)別対応表です。
違いは、クラス1の単数形(sing.)を装飾する場合は直接法では「o」であるところが「a」になる点だけです。さてこれがどういうことかと言うと、上の例文の2番目の例で見てみます。
- ke bona monna a nwa.
これは、「私は飲んでいる男を見る」ですが、2つの文章に分けると「私は男をみる。男は飲んでいる。」にできます。それぞれ次のようになります。monna(男)はクラス1なので、 SM は「o」です。
- ke bona monna. monna o nwa.
上の例文の最初の文は「私は男たちを見る。」と「男たちは働いている」に分解できますね。 bannaはクラス1の複数形(名詞クラス ではクラス2) なので「ba」です。
- ke bona banna. banna ba bereka.
さて、最後の例文も分解してみましょう。最後のは「私はロバ達を見る。ロバ達はワゴンを引いている」ですね
- ke bona ditonki. ditonki di goga kara.
さて、おわかりでしょうか! ツワナ語の分子はクラス1の「o」が「a」になること以外は文を2個並べてるだけです!英語の-ingや-edよりかんたんではなかろうかと思います。いかがでしょう。
否定形
主語 + SM + 動詞 + 直接目的語 + 分子 + sa + 動詞(eで終わるように活用)
- Ke bona banna ba sa bereke = I see the men not working
- Ke bona monna a sa nwe = I see a man not drinking
- Ke bonye ditonki di sa goge kara = I saw donkeys not pulling a wagon ## 接続詞・Goreng
ツワナ語では接続詞と一緒に分子を使います。
- Fa ba reka nama = If they buy meat
- Fa ba sa reke nama = If they don’t buy meat
また、疑問詞 Goreng (why)も分子を取ります。
- Goreng a ne a ithuta Setswana = Why was he studying Setswana
英語のbe動詞の場合は肯定形には「le」を否定形には「sa」を使います。
Goreng + 主語 + 分子 + le/sa + 名詞/形容詞
- Goreng a le ngaka? = Why is he a doctor?
- Goreng a se na mosadi? = Why doesn’t he have a woman (wife)?