2つの動詞がある文
基本形
2つ動詞を持つ場合は次のような構文です。
主語 + 呼応・コンコード + 動詞 (1) + go + 動詞 (2)
- Ke batla go tsamaya = 私は行きたい。 I want to go.
- Kolobe e kgona go ja sengwe le sengwe = 豚は何でも食べることができる。 THe pig is able to eat everything.
日本語に訳すと、動詞が2つ??と首をかしげてしまいますが、英語にすると1つ目の例文では「want」「go」が動詞、2つ目の文は「kgona」が「be able」が動詞となるほど動詞が2つある文ですね。ツワナ語の「go」が英語の「to」に当たります。
二つ目の動詞はどちらも目的語をとっていませんが「ke batla go a tsamaya」のように「a」をつける必要がないのが注意です! ただ、発音してわかりますが「ケバタホアツァマヤ」というのは言いづらいです「ケバタホツァマヤ」のほうが言いやすいですね。理にかなっています。
2つのgo
このgoは、1つの文章に2つ出てくることがあります。
- Ke itumelela go go bona = あなたに会えて嬉しい。I am happy to see you.
1つ目のgoは不定詞、2つ目のgoは人称代名詞のyouです。
未来型
未来形(tla)を使う場合は「tla」が動詞ですがこの後に不定詞goは必要ありません。tlaは本来、〜へ行く、〜へ来るという単語でそのイメージからこれから先のことをイメージできるので未来を表すようになったと考えられます。英語のwillももとは「〜を欲する、望む」という動詞から変形して、助動詞になっていますので英語と同じですね。まぁ、単純にwillだと思っていたら良いかと思います。
主語 + 呼応・コンコード + tla + 動詞 (1) + go + 動詞 (2)
- Ke tla batla go seba TV kamoso = 私は明日テレビを見たい。
- Ke tla tla go bona lesa = 私は赤ん坊を見に来る
よく聞かれる「Ke tla go bona (またね/I wil see you)のgoは実際にはyouの意味です。
2つの名詞や動詞の連結
1つの文で2つのことを説明したい場合は、接続詞(and、〜と、そして)を使いますが、ツワナ語の場合「le」(and)は、名詞あるいは不定詞付き動詞(go 動詞)だけを接続できます。
主語 + 呼応・コンコード + 動詞(1) + 不定詞(go) 動詞 (1)または名詞 + le + 不定詞(go) 動詞 (2)または名詞
- Ke na le fibula le pampiri = 私は本と紙を持っている。
- Nna le Thabang re ile ko Japane = 私とThabangは日本に行った。
- Re ya go ja le go nwa = 私達は食べて飲む予定だ。
最初の2つは、名詞動詞をleがつなげています。最後は、不定詞動詞go jaとgo nwaを連結しています。
他の接続詞、mme(but, however,しかし)、gape(again,also,〜もまた)、fela(but,~だが)は、つぎのような構文で使用されます。
主語 + 呼応・コンコード + 動詞 (1) + 接続詞 + 呼応・コンコード + 動詞 (2)
- Ke rata basadi mme ke tshaba HIV = 私は女性(複数)が好きだが、HIVを恐れている。
- Tshepo o dira sentle ko sekolo na gape o tshameka soccer = Tshepoは学校で上手くやっているしサッカーも上手だ。
- Basimane ba batla go tsameka balo fela balo e puntshegile = 子どもたちはボールで遊ぶのが好きだ、しかしボールには穴が空いている。
- Ke ya go tshameka bolo lefa pula e a na = 私は雨が降ったとしてもサッカーをするつもりだ。
- leaf = even if 〜であったとしても